こんにちは。ハヤトです。
本日は、確定拠出年金(iDeCo)の魅力についてお伝えしたいと思います。
私は、投資用不動産を販売する仕事に就いておりますが、
お客様は不動産投資以外にも投資全般ご関心をお持ちの方が多く、
『他に魅力的な投資はないか』と尋ねられる機会がしばしばございます。
そうした時、わたくしが必ず答えるのが、確定拠出年金(iDeCo)です。
なぜ始めないのか不思議に思うくらい魅力的な制度だと感じていますし、
知らないのは本当にもったいないことだと思います。
ネットで調べれば、その魅力は細かく知ることができますが、
簡単にまとめると、、、
①運用益が非課税
②拠出した金額に応じて税控除
③受け取るときも控除が受けられる
上記の3点ではないでしょうか。
さらに細かく言うと、追加でもう2点。
④離婚しても財産の分割対象にならない
⑤自己破産しても差し押さえられない
以上の5点が大きなメリットです。
難しいことは抜きにしても、
これだけのメリットがある制度を活用しない手はありません。
日本では2001年から始まった確定拠出年金制度ですが、
遅まきながら私は、2017年の春頃からスタートしました。

上記の画像は、直近12か月分の拠出金額(青い棒線)と
運用積立金額(緑のグラフ)となります。
リスクを好む私は、その8割を外国株式で運用するファンドに投資をしており、
残り2割が国内外の株・債権に振り分けるバランスファンドを選択しています。
まだ元本が小さいこともあってか、大きな変動は見受けられませんが、
老後を楽に過ごすための資金が、着実にコツコツと貯まっていくのが目で確認できます。

気になるリターンは2019年4月23日時点で、5.3%となっております。
ぼちぼち悪くない数字に思えます。
今現時点では、たったの3万円程度の利益ではありますが、
60歳までに累計35年間の運用期間がありますので、ずいぶんと膨らむことが期待されます。
25歳から毎月23,000円を拠出すると、
60歳時点で合計966万円もの大金を拠出することになります。
仮に5%で運用が進んだのなら、60歳時点の元本総額は2,583万円となる見込みです。
つまり、リターン総額は1,628万円にも及びます。
35年で割れば、年間46万円ほどの利益です。
月々23,000円×12か月で276,000円を拠出することによって、
場合によっては累計でその拠出金額の倍近い収益を生むわけです。
これは運用益に税金がかからないことが大きなミソとなっています。
通常であれば、こうした証券の譲渡における利益には20.315%の税金が発生します。
しかし、確定拠出年金にはこの税金が発生しないのです。
オマケに掛け金は全額所得控除を受けることができます。
仮に課税所得800万円程度(所得税23%+住民税10%)であるならば合計33%となります。
276,000円を掛けることにより、91,080円の税負担が軽減されます。
27万円預けたら、9万円の利息を付けてくれる銀行があったなら、
誰でも預けたいと思うのではないでしょうか。それが確定拠出年金(iDeCo)です。
税控除が受けられて、利益が出ても課税されない”至れり尽くせり”な制度です。
しかも、離婚しても破産しても60歳まで掛けた拠出金は手厚く保護され、
どんな状況であれ、60歳以降の自分自身を守ってくれるお守りになります。
勤め先からの退職金以外に2,000万円前後の資金があるのと無いのでは、
リタイア後の生活に大きな差が開くのではないでしょうか。
不動産の借入が残っていれば、繰上返済の原資にしても良いし、
趣味や余暇に思う存分使うことができるでしょう。
こんなに魅力的な制度をなぜ活用しないのか、わたしは不思議に思います。
怖い話ですが、ここまで魅力的な制度を整備する国としては、
暗に「公的年金に頼るな」っと国民に対して発信しているかのようにも感じます。
自分の年金は自分で作るという意識が必要と考えられます。
デメリットを挙げるとするならば、
掛け金は原則60歳まで引き出すことができない点です。
死亡・高度障害状態にならない限り、60歳まで運用され続けます。
逆に言うと引き出せない定期預金のようで、意志の弱い私にはピッタリです。
また、万が一の時は、残された家族にそれまでの運用益が相続されますので、
ある意味、死亡保険・遺族年金のような機能も果たしてくれるわけです。
一石二鳥にも三鳥にも四鳥にもなる確定拠出年金です。
わたしは不動産投資と合わせて、全力でお勧めしたい制度です。
以上